Cardiovascular Anesthesia
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症例報告
奇静脈,上大静脈,右房内の骨外性Ewing肉腫に対する腫瘍摘除術の麻酔経験
遠藤 由理佳 林 浩正神藤 篤史宮澤 典子
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2017 年 21 巻 1 号 p. 55-58

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抄録

 骨外Ewing肉腫が心血管系へ進展することは稀である。心臓内に進展したEwing肉腫を摘除した小児症例を報告する。症例は8歳男児。脊髄圧迫症状から後縦隔のEwing肉腫が発見された。腫瘍は後縦隔から奇静脈,上大静脈,右房まで進展しており,緊急脊髄減圧術を施行した後に心内腫瘍摘出術が予定された。麻酔計画では腫瘍嵌頓や塞栓,さらに右心不全や腫瘍浸潤による伝導障害の発症の可能性を考慮した。手術時には体位変換を慎重に行い,人手と輸血,経皮的人工心肺装置,体外式ペースメーカーを準備した。また経食道心エコーを使用し常に腫瘍を監視しつつ,循環変動を最小にする麻酔管理を行い,安全に手術を施行できた。

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© 2017 一般社団法人 日本心臓血管麻酔学会
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