1995 年 14 巻 3-4 号 p. 3-4_169-3-4_173
接触型のスペキュラーマイクロスコープを用いて,全身麻酔下で雄9頭のビーグル(8~9ヵ月齢)の角膜内皮細胞を観察した。この方法で角膜内皮を観察すると,大きさの均一な六角形の内皮細胞が規則正しく配列しているのがみられた。内皮細胞の密度(cells/mm2)には,左右眼の差はみられなかった。また,フルオレセイン染色による角膜検査および細隙灯顕微鏡による前眼部の観察では,いずれの動物にも角膜の外傷あるいは前房内の炎症は認められなかった。