デジタルアーカイブ学会誌
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特集:コミュニティ・アーカイブ
朝日新聞フォトアーカイブ —写真のデジタル化と外販事業について—
吉田 耕一郎
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ジャーナル オープンアクセス

2018 年 2 巻 4 号 p. 330-336

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抄録

朝日新聞フォトアーカイブは、朝日新聞社が所蔵する約2,000万枚の写真をデジタル化し、社内外での利用を進めるため、2010年に発足した。写真の提供は有償。テレビ局や教科書会社、出版社などが主な取引先となっている。最近は、周年企業の社史、都道府県や市町村の歴史年表などでの利用に加え、海外メディアで使われるケースも増えている。写真のデジタル化と書誌編集作業には、膨大な手間とコストがかかる。写真を死蔵することなく、広く活用してもらうためにも、事業としての発展性が重要になる。古い写真に加え、最新のニュース写真、図表なども扱い、ここ数年は動画の利用が伸びている。

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