2019 年 3 巻 1 号 p. 31-34
沖縄アーカイブ研究所では、沖縄県内の市井の人々の所有する8mmフィルムを収集、保存、公開する事業を行っている。2年間で83時間分の映像を収集し、CC-BYによって公開している。さらに、インターネットでの配信を始め、上映会、テレビ番組、アートなどとのコラボを積極的に展開し、認知度を高めると同時に新たな収集活動などに取り組んでいる。これまでの2年間の活動を振り返り、8mmフィルムの持つ資料としての重要性を改めて確認できたこと、フィルムのアーカイブ化を上映会や放送につなげることでその映像のメタデータをより豊かなものにし、新たな映像の発掘・収集に繋がってきたことを報告する。