2024 年 8 巻 3 号 p. 135-139
「デジタルアーカイブ憲章」で定義されているデジタルアーカイブは、人々の情報資産をデジタル媒体で保存、共有、活用する仕組みを指す。そこで、本稿では、情報資産を適切に扱うことが出来る、デジタルアーカイブに相応しいプラットフォームについて考察する。参考例として、世界で初めてオンラインによる写真のライセンスを始めたプラットフォームの先駆者であるGetty Imagesと、誰でも編集に参加出来るフリーの多言語インターネット百科事典であるウィキペディアを取り上げることで、デジタルアーカイブのプラットフォームのイメージを具体化する。