ダム工学
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マレーシアのスンガイキンタダムで実施したRCCダムの配合設計と試験施工
天明 敏行菊地 保旨村上 祐治大矢 通弘
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2005 年 15 巻 4 号 p. 307-318

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抄録
マレーシアで初めてRCCが採用されたスンガイキンタダムでは, 米国基準のRCCの配合設計方法などを参考にしつつ, RCD用コンクリートの配合設計方法を用いて最適配合を検討した。室内試験で選定された配合では, 試験施工の際に粗骨材の材料分離の問題が発生したので配合を修正した。試験施工では細骨材率を36%から41%に, 骨材中の粒径75μm以下の微粒分を1.6%から5.0%程度に増やすことによって, 締固め率やリフト打継ぎ面の品質に影響を与える粗骨材の分離を防止した。
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© 2005 ダム工学会
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