ダム工学
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論文
大型模型振動実験によるダム模型のクラック破壊特性
佐々木 隆山口 嘉一倉橋 宏
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2009 年 19 巻 4 号 p. 235-245

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抄録
コンクリートダムの耐震性能照査を実施するためには,大きな地震動を受けた際のクラック進展を精度良く推定することが必要になる。クラック発生・進展現象を数値解析によって精度良く推定する手法について検討を実施するに資する実験結果を得る目的で,高さ5m,クラック貫通までの延伸長2m以上となる大型ダム模型の動的破壊実験を実施した。本論文は,模型材料として用いた低強度コンクリートの特性を述べるとともに,無筋コンクリート製のダム模型のクラック進展現象に関して得られた知見について取りまとめたものである。
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© 2009 ダム工学会
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