ダム工学
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津軽ダム転流工の計画と設計
竹田 俊之石原 広明藤原 崇
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キーワード: 転流工, 既設ダム, 半川締切
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2012 年 22 巻 3 号 p. 172-182

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抄録
津軽ダムは既設目屋ダムの直下に建設されている重力式コンクリートダムであり,津軽ダムの建設は,現目屋ダムの機能を維持しながら行われる。この特徴を踏まえ,転流工設計対象流量は,津軽ダム工事に支障を与えない流量(河流処理流量)と目屋ダムの機能を維持する流量(機能維持流量)を設定した。転流方式は,現目屋ダムのゲート操作が可能でかつ経済性に優れる半川締切方式を採用した。また各施設は目屋ダムからの放流水を再現した水理模型実験により設計を行った。
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© 2012 ダム工学会
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