日本歯科衛生学会雑誌
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原著
スパイラル毛歯ブラシの人工プラーク除去効果に関する検討
―ラウンド毛およびテーパード毛との比較からの考察―
石原 優里磯貝 友希新井 麻実古賀 恵畑田 晶子花谷 早希子畠中 能子大岡 知子
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2026 年 21 巻 1 号 p. 2-15

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抄録

本研究では,歯ブラシの毛の形状,歯ブラシ圧,ストローク幅がプラーク除去率に与える影響を検討した。実験にはラウンド毛歯ブラシ,ラウンド毛とテーパード毛の二段植毛歯ブラシ,そしてスパイラルテーパード毛とスパイラルラウンド毛の二段植毛歯ブラシの計3種類を用い,人工プラークを塗布した顎模型のレジン歯を被検歯とした。各歯ブラシに歯ブラシ圧(100g,150g,200g)とストローク幅(10mm,15mm,20mm)を設定して,スクラビング法に準じた方法でブラッシングを頬側から実施し,除去された人工プラークの面積を画像処理ソフトウェアで定量的に測定し,プラーク除去率を計算した。歯ブラシの毛の形状別にプラーク除去率を比較した結果,テーパード毛と比べて,ラウンド毛とスパイラル毛のプラーク除去率が有意に高かった。ストローク幅および歯ブラシ圧との相関についてみると ,ラウンド毛は歯ブラシ圧と正の相関,テーパード毛はストローク幅と正の相関,スパイラル毛は歯ブラシ圧とストローク幅の両方と正の相関が認められた。スパイラル毛とラウンド毛はテーパード毛よりもプラーク除去率が高い傾向にあり,条件によってはスパイラル毛の除去率が最も高くなった。本研究結果からプラーク除去率が最も高くなったのは,スパイラル毛の歯ブラシを選択して,歯ブラシ圧を強く(200g),ストローク幅を大きく(20mm)した条件であった。

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