抄録
本研究では,初対面時の対話活性化を目的とした話題提供とその効果について,実験とその評価を通じて論じる.対話に対する支援方法の一つに話題提供があるが,関心のある話題を被験者から事前に直接得ることは容易でない.そこで本研究ではSNSの一つであるTwitterから被験者が過去に投稿したツイートを取得し,取得したツイートデータ中に含まれる単語を共起ネットワークとして表現し対話時に提示することで,対話の活性化を試みる.こうした対話時の話題提供がその後の対話にどのように影響を与えるかについて,被験者のコミュニケーション能力を考慮しながら評価する.実験および分析の結果,Twitter上の情報を提示することは,対話時の盛り上がりに対して正の影響があることが確認された.また,特にコミュニケーション能力が高くない被験者について,対話の活性化が確認された.