日本透析医学会雑誌
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原著
血液透析患者のgeriatric nutritional risk index(GNRI)と各種パラメーターとの関連
樋口 輝美, 眞野 善裕, 石川 由美子, 山崎 俊男, 水野 真理, 大川 恵里奈, 堀田 直, 瀬戸口 晴美, 早瀬 美幸, 吉沢 美佳, 堀之内 那美, 榎本 伸一, 安藤 英之
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キーワード: 血液透析, GNRI, IL-6, Fetuin A, 8-OHdG
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2012 年 45 巻 10 号 p. 937-945

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抄録
目的:透析患者は低栄養,炎症,動脈硬化を主体としたMIA症候群の危険にさらされている.今回維持透析施行中の患者のgeriatric nutritional risk index(GNRI)を測定し,栄養状態について検討し,血漿CRP,IL-6,Fetuin-A,8-OHdG等の各種パラメーターを測定し,それらとの相関等について検討した.対象:当院で安定した維持血液透析施行中の患者138名.内訳は男性95名,女性43名.平均年齢69±11歳(38から88歳)で平均透析歴58±60か月(3から390か月)である.方法:GNRIはBouillanneらが提唱し,Yamadaらが改変した計算式より求めた.血漿IL-6,Fetuin-A,8-OHdGはenzyme-linked immunosorbent assay(ELISA)法にて求めた.結果:GNRIは加齢により次第に低下し,年齢と有意な負の相関を示した.また男性に比べ女性で有意な低値を示し,原疾患では糖尿病性腎症の有無では有意な差は認められなかった.生化学パラメーターとしては,血清アルブミン(p<0.0001),Fetuin-A(p<0.01)と正の相関を示し,CRP(p<0.0005),IL-6(p<0.0001),8-OHdG(p<0.0001)と負の相関を示した.結論:透析患者の栄養状態を反映する上で,GNRIは簡易に計測できる指標となりえると考えられた.また栄養,炎症,動脈硬化,酸化ストレスとGNRIの間には密接な関連があることが示唆された.
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© 2012 一般社団法人 日本透析医学会
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