日本デジタル教科書学会年次大会発表原稿集
Online ISSN : 2188-062X
ISSN-L : 2188-062X
日本デジタル教科書学会2013年度年次大会
会議情報

研究発表(1日目)
音楽科教科書のデジタル化における可能性と課題(1)-デジタル“ならでは”をキーワードとして-
*黒西 希五味 克久
著者情報
会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 5-6

詳細
抄録

本研究では、デジタル教科書の導入によって、音楽科の授業方法がどのように変えられるのか、という視点を切り口に、教科書が完全にデジタル化された場合の、デジタル教科書“ならでは”の音楽科の授業の可能性と課題について述べる。

音楽科教育はデジタルツールがあれば「何でもできる」状況と言っても過言ではない。そのため、「何をデジタルに任せるべきなのか」を見極める必要がある。

筆者らは、音楽科の中でデジタルツールをどのように使うか、応用するか、というハウツー的な知識だけでは、デジタル“ならでは”の音楽科の授業は成立しないと考える。すなわち、音楽教育の主旨に鑑み、デジタルに任せること、任せないことを見極めるための理念の構築が求められている。ここに音楽科としての課題があると考え、本研究ではこの理念の構築を目指す。

著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top