主催: 日本デジタル教科書学会
後援: 文部科学省, 新潟県教育委員会, 新潟市教育委員会, 新潟市小学校教育研究協議会, 新潟日報社, 特定非営利活動法人にいがたデジタルコンテンツ推進協議会
会議名: 2019年度日本デジタル教科書学会年次大会・研究会
回次: 8
開催地: 新潟など
開催日: 2019/08/17 - 2019/08/18
本実践研究では、小学校 5 年生を対象に iPad アプリであるGarageBand(以下 GB)を使ってリズム創作と表現について検証する。実践ながれは以下のとおりである。 1教科書譜例を参 考に、教師が GB に音楽を入力する 2表現の手段として「ボディ・パーカッション」(以下 BP) を学習する 3GB のリズムセクションの中から、児童が CoffeeShop というパーカーション群か ら適宜打楽器を選択する 4BP としてリズム練習を反復する 5発表会を実施し、PMI シートで 批評会を行う。 教師はすべての活動が終了した段階で、「記録として残すためには録音録画以外に何ができる か」という発問を計画していた。しかし練習の段階で既に記譜して書き留める必要性を感じた児 童が多数出た。記譜するという普遍的な記録として必要であることを児童自身が主体的に感じ取 った結果、教具としての iPad は音楽表現のための補助的役割を果たすことができることが実証 された。想定した指導計画を変更して取り組んだ事例を報告したい。