心電図
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Ca拮抗薬の陳旧性心筋梗塞患者の心拍変動と血漿ノルエピネフリン値に及ぼす影響: ニフェジピンとアムロジピンの比較
脇山 哲史諸江 一男三好 恵古木 隆之高尾 真紀子占部 嘉男宮脇 龍一郎広木 忠行
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1998 年 18 巻 4 号 p. 443-450

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抄録

陳旧性心筋梗塞入院患者29例Holter心電図による, 心拍変動の時間領域解析と周波数領域解析の諸指標について, T/P比が相異なるOa拮抗薬, すなわち, T/P比が小さなニフェジピンとT/P比が大きなアムロジピンによる影響を血漿ノルエピネフリン値の変動と対比して検討した.周波数領域解析では, ニフェジピン投与後, LF/HFは急激に増大したが, アムロジピン投与では緩徐に増大した.さらに, 時間領域解析では, SDとSDANNはニフェジピン投与後, べースライン時より低下したのに対し, アムロジピン投与後, 逆に増大し, 投薬終了時点においては, 両群間に有意差が認められた.また, 血漿ノルエピネフリン値はニフエジピン投与後, 著明に増加したが, アムロジピン投与後はべースライン時との間に有意な変動は認められなかった.

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© 一般社団法人日本不整脈心電学会
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