環境感染
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院内感染対策における事務部門の役割
加藤 健兼本 園美北村 正樹畠山 まり子奈良 京子吉川 晃司町田 勝彦小野寺 昭一吉田 正樹柴 孝也
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2002 年 17 巻 2 号 p. 223-228

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抄録

当院には, 感染制御チームをはじめとする感染症に関する様々な部門が組織化されている. 今回は, 院内感染対策の中心的役割を果たしている感染制御チームと事務局である病院管理課の業務を通じて, 院内感染対策における事務部門の役割について検討した. 事務局が, 感染症関連情報を一元管理することにより, 病院全体での感染症対策のレベルアップや管理体制の整備・拡大につながり, 病院管理部門と診療部門の円滑な運営をもたらすことができ, さらに, 臨床現場の意見が反映された改訂版の感染対策ガイドラインが作成されることになった. このような実績をもとに, 病院のクオリティ向上に貢献するとともに, 院内感染対策に対するリスクマネジメント体制が整備されることになった.

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© 日本環境感染学会
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