馬蹄腎に合併した多発腎盂結石に対して腹腔鏡下腎盂切石術を施行した1例

関 雅也; 伊藤 秀明; 谷尾 信; 土山 克樹; 横山 修

doi:10.11302/jsejje.29.141

症例報告

馬蹄腎に合併した多発腎盂結石に対して腹腔鏡下腎盂切石術を施行した1例

関雅也, 伊藤秀明, 谷尾信, 土山克樹, 横山修

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キーワード: 馬蹄腎, 腹腔鏡下腎盂切石術

ジャーナルフリー

2016 年 29 巻 1 号 p. 141-144

DOI https://doi.org/10.11302/jsejje.29.141

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抄録

　右背部痛が主訴の59歳の男性が馬蹄腎に合併した腎盂結石の治療のため当科を受診した．Computed tomographyでは馬蹄腎及び最大径33mmの結石を9個認めた．馬蹄腎に伴う大きな多発性結石のため，経腹膜的腹腔鏡下腎盂切石術を選択した．手術時間は220分，出血量は10mlで大きな合併症は認めず，術後6日で退院した．馬蹄腎に伴う結石に対する腹腔鏡下腎盂切石術は有効で安全な治療法であると考える．

責任著者(Corresponding author)

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