抄録
豆腐の製造過程で発生するおからは産業廃棄物扱いとなり, その処理法の1つとして乾燥して再利用しようという考えがある.そこで, 乾燥ドラムと分級チャンバ, サイクロン分離器よりなる新しい乾燥器を考案した.ドラムには直径5mmのセラミックボールが入れてあり, おからはこれにより粉砕され熱風により流動化している.おからを投入した運転状態で供給燃料流量, 空気流量, 温度分布, 湿度などの測定を行った.ガスの温度降下から乾燥の大半はドラム内で行われている.乾燥器内の水蒸気の質量バランスから求められる装置出口の湿度は, 測定した出口湿度と良く一致しており, 運転状態が合理的である事を示している.また乾燥器内の熱量バランスから乾燥装置の熱効率は80%程度となる.今回開発した装置により焦げを発生することなく連続的に効率よく乾燥できる事がわかったが, 比較的小容量なので大容量化する必要がある.