魚病研究
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短報
ポビドンヨードを用いたクルマエビ受精卵の消毒法
佐藤 純森 広一郎西岡 豊弘服部 圭太岡 雅一渡辺 研一
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2006 年 41 巻 3 号 p. 117-120

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抄録
受精10時間後のクルマエビ卵を有効ヨウ素濃度2.5mg/Lで5~20分間, 5.0mg/Lで5~15分間浸漬した場合, 対照区と比較してふ化率に有意な差は認められなかった。受精卵の生菌数は, これらの条件で90%以上減少することが確認された。また, 受精卵の発生段階別に有効ヨウ素濃度5mg/Lで5分間浸漬を行った時のふ化率は, 試験を行った8つの発生段階のいずれにおいても対照区との間で有意差は認められなかった。
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© 2006 日本魚病学会
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