魚病研究
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Vibrio anguillarum 薬剤耐性株の疫学調査
青木 宙金澤 哲也北尾 忠利
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1985 年 20 巻 2-3 号 p. 199-208

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抄録
 1981年から1983年にかけて全国各地のアユ養殖場で分離された Virio asruillarum 139株について薬剤感受性試験を行ったところ, 137株は CP・TC・SM・ABPC・CL・NA・NF・SA 及び TMP のうち1剤から8剤の耐性を示した。うち30株より CP・TC・SM・ABPC・SA あるいは TMP の組合せの伝達性Rプラスミドが検出された。これら検出されたRプラスミドDNAの構造は, 1980年に流行したものと相同性を示した。さらに, 地域が異なっていてもRプラスミドのDNA構造は一致した。
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© 日本魚病学会
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