魚病研究
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IHNウイルス粒子蛋白の量と合成の分析
Ya-Li HSUH.M. ENGELKINGJ.C. LEONG
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1985 年 20 巻 2-3 号 p. 331-338

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抄録
 IHNウイルスのポリペプチドをSDS-PAGEで分離し, 硝酸銀で染色した。5つのウイルス粒子蛋白を分別し, 各蛋白の総蛋白に対する相対的な寄与とおよその分子量を算出した。各蛋白が感染細胞に出現する時間を調べたところ, 感染2~3時間後にN蛋白, 6~7時間後に膜蛋白のM1, M2蛋白, 9~10時間後に糖蛋白のG1, G2が現われた。感染初期には細胞の蛋白合成を阻害できないので初期試料でのL蛋白と細胞蛋白とを識別は困難であった。
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© 日本魚病学会
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