魚病研究
Online ISSN : 1881-7335
Print ISSN : 0388-788X
ISSN-L : 0388-788X
西ドイツ南ザクセン地方における薬剤耐性魚病細菌の増加について
H.-J. SCHLOTFELDTW. NEUMANNH. FUHRMANNK. PFORTMUELLERH. BOEHM
著者情報
ジャーナル フリー

1985 年 20 巻 2-3 号 p. 85-91

詳細
抄録
 南ザクセン地方においては1981年まではせっそう病, 紅斑性皮膚炎, ビブリオ病, レッドマウス病などの細菌病の治療が効果的に行われていた。しかし, 耐性菌の増加によって, その年から状況が一変した。西ドイツで現在魚病薬として認可されている薬剤はクロラムフェニコール, クロルテトラサイクリン, オキシテトラサイクリン, フラゾリドン, トリメトプリム・スルファジメトキシン合剤, ニフルプラシンであるが, 現在, 治療効果の期待できる薬剤はテトラサイクリンだけである。
著者関連情報
© 日本魚病学会
次の記事
feedback
Top