魚病研究
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腹水症を伴うブリ稚魚の光顕的ならびに電顕的研究
藤巻 由紀夫服部 浩一畑井 喜司雄窪田 三朗
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1986 年 21 巻 2 号 p. 105-111

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抄録
 1. 1984年初夏に静岡県下のブリ養殖場で発生した腹水貯留を主徴とするブリ稚魚を,光顕的ならびに電顕的に検索した。2. 病魚に共通してみられた肉眼所見は淡黄色透明の腹水貯留,肝臓の発赤および鰓の褪色であった。3. 光顕的には肝臓の高度なうっ血と出血ならびに限局性壊死と,膵腺房細胞の限局性壊死が主病変であった。この膵臓病変は肝臓病変に先行して生じていた。その他には胃粘膜下織と脾莢血管壁の浮腫性変化,腎尿細管の空胞変性および幽門垂・腸管の軽度のカタールが認められた。4. 電顕的には変性肝細胞の細胞質内に,エンベロープを持たない直径が62.2~68.9nmで,断面が六角形ないし円形を示すウイルス粒子が確認された。
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© 日本魚病学会
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