魚病研究
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間接蛍光抗体法による細菌性鰓病の原因菌 Flavobacterium sp. の検出
許 康俊若林 久嗣
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1987 年 22 巻 4 号 p. 215-220

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抄録
 細菌性鰓病の原因菌 Flavobacterium sp. は, すべての菌株に共通する抗原があることから, 間接蛍光抗体法による鰓病菌の検出を検討した。その結果, 充分な特異性があること, 培養法に比べて迅速かつ簡便であり検出率も高いことがわかった。さらに, 実用性を検討するために東京都水産試験場奥多摩分場の養鱒池において, 野外調査を行ったところ, 蛍光抗体法は細菌性鰓病の診断と分布調査の手段として有効であることが認められた。
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© 日本魚病学会
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