魚病研究
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ブリ類結節症に対するPasteurella piscicidaリボゾームワクチンの有効性
楠田 理一二宮 学浜口 昌巳村岡 愛一郎
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1988 年 23 巻 3 号 p. 191-196

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抄録

 ブリ類結節症に対する有効性の高いワクチンを開発するために, Pasteurella piscicidaリボゾームワクチンをブリに接種して免疫し, 有効性をほかの菌体抗原と比較した。その結果, リボゾームワクチン免疫魚はほかの免疫区と比較して, 血清の抗体価やオプソニン活性は低かったが, 頭腎細胞の貪食活性や実験感染に対する感染防御性は最も高い値を示した。このことから, 本症に対するリボゾームワクチンの有効性は貪食活性の上昇によるものと考えられた。

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© 日本魚病学会
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