魚病研究
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バキュロウイルス性中腸腺壊死症ウイルス (BMNV) の感染組織および海水中での活性維持
桃山 和夫
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1989 年 24 巻 3 号 p. 179-181

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抄録
 BMNVの凍結または凍結乾燥されたクルマエビ感染組織内および海水中での活性維持を,クルマエビ稚仔を用いた感染実験により調べた。感染組織の-20℃での凍結保存では,BMNVは5年後には既に失活していたが,-80℃では7年後にも高い感染価を保持していた。凍結乾燥では7年後にも活性は維持されていたが,-80℃での保存に比べて99.9%活性は低下していた。海水中の遊離BMNVは30℃では4日,25℃では7日,20℃では12日,15℃では20日以内にそれぞれ不活化された
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© 日本魚病学会
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