魚病研究
Online ISSN : 1881-7335
Print ISSN : 0388-788X
ISSN-L : 0388-788X
Vibrio anguillarumO抗原で免疫した数種魚類における抗体産生細胞の出現
中村 義直中井 敏博室賀 清邦
著者情報
ジャーナル フリー

1990 年 25 巻 4 号 p. 225-230

詳細
抄録
 Vibrio anguillarum O抗原を腹腔内接種したコイ, ニジマス, アユ, ウナギ, ヒラメおよびマダニにおける抗体産生細胞の出現状況を, プラーク形成細胞(PFC)数を測定することにより調べた。PFC数は免疫8~17日後に最高値に達し, コイ, ニジマス, アユおよびウナギにおいては脾臓のPFC数が腎臓のPFC数より常に高かった。マダイでは脾臓と腎臓のPFC数はそれらとは逆になり, ヒラメでは差はなかった。0抗原で浸漬免疫したアユにおいては, 抗体産生細胞および抗体のいずれも検出されなかった。
著者関連情報
© 日本魚病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top