魚病研究
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異物刺激がウナギの好中球のグリコーゲン含量に与える影響
朴 性佑若林 久嗣
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1990 年 25 巻 4 号 p. 231-236

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抄録
 Edwardsiella tardaのホルマリン死菌, カゼインおよび生理食塩水を腹腔内に接種後, 頭腎, 血液および腹腔液から好中球を採取し, それぞれのグリコーゲン含量を測定した。グルコースを含まない培地を使うと好中球のグリコーゲン含量が減少することから, 洗浄や浮遊には1mg/mlのグルコースを添加したMEMを使用した。好中球のグリコーゲン含量は, 刺激別ではE.tarda死菌あるいはカゼイン接種魚の方が生理食塩水接種魚より高く, また, 由来別では腹腔, 末梢血液, 頭腎の順に高かった。
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© 日本魚病学会
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