抄録
スペインの淡水, 海水養殖サケ科魚(ニジマス, ブラウンマス, 大西洋サケ)から分離したA.salmonicida13株は生化学的, 血清学的に全てA.salmonicida subsp.salmonicidaに同定された。分離株は全て3.6, 3.5, 3.4メガダルトン(Md)のプラスミドを持っていた。それ以外に4.2と55Mdのものを持つ株もあった。薬剤耐性に関しては, 特に海水養殖サケ科魚由来株の多くがオキソリン酸とフルメキン耐性であったが, 耐性はいずれのプラスミドとも関連はなかった。