魚病研究
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26 巻 , 2 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
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  • Alicia E. Toranzo, Ysabel Santos, Soledad Nunez, Juan L. Barja
    26 巻 (1991) 2 号 p. 55-60
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     スペインの淡水, 海水養殖サケ科魚(ニジマス, ブラウンマス, 大西洋サケ)から分離したA.salmonicida13株は生化学的, 血清学的に全てA.salmonicida subsp.salmonicidaに同定された。分離株は全て3.6, 3.5, 3.4メガダルトン(Md)のプラスミドを持っていた。それ以外に4.2と55Mdのものを持つ株もあった。薬剤耐性に関しては, 特に海水養殖サケ科魚由来株の多くがオキソリン酸とフルメキン耐性であったが, 耐性はいずれのプラスミドとも関連はなかった。
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  • 和田 新平, 畑井 喜司雄, 窪田 三朗
    26 巻 (1991) 2 号 p. 61-67
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     1.1988年5月に東京都大島町で養成中のシマアジに発生した原因不明の疾病を病理組織学的に観察した。2.病魚は外観的に著しく痩せ, 体色の黒化も顕著であった。さらに口吻部および鰓蓋内側面に黄色斑が認められた。剖検の結果, 病魚の肝臓には褪色および萎縮がみられ, 腹腔内脂肪組織には黄色調を呈する部位が観察された。3.組織学的に, 黄色調を呈した腹腔内脂肪組織には脂肪細胞の変性および壊死, 単核性細胞の浸潤および合胞体の形成, リポ色素を有するマクロファージセンター (MC) の形成, チール・ネルゼン染色に陽性を示す変性脂質の沈着, および小型の肉芽腫の形成が認められた。リポ色素は肝臓の静脈系血管周囲に形成されたMC内, 肝細胞内, 脾臓および腎臓のメラノマクロファージセンター内, 心筋スポンジ層内皮下のMC内, 躯幹筋問の結合組織内の小動脈周囲のMC内, および幽門垂と小腸粘膜固有層のMC内にも観察された。また, 溶血性貧血および躯幹筋のミオパチーを示唆する所見が得られた。4.以上の所見から, 病理組織学的に本症例は黄色脂肪症であると判断され, 発生要因として餌料中の脂質の変敗ないしはビタミンE欠乏の可能性が考えられた。
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  • 目黒 靖, 中井 敏博, 室賀 清邦, 反町 稔
    26 巻 (1991) 2 号 p. 69-75
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     牛胎児血清を20%添加したLeiboviz's L-15倍培地を用いて20℃でヒラメ鰭由来細胞の培養を行った。FF-11と名付けたこの細胞は上皮様の形態を呈しており, 現在45代目を培養している。その染色体数は48で培養による変化は認められていない。至適培養温度は20~28℃で, 37℃では死滅し, 少なくとも12か月間は-80℃での凍結保存が可能であった。本細胞はYAVおよびHRVといった海産魚由来ウイルスに感受性を示したが, FHMなどの株化細胞に比べてその感受性は低く, また, ヒラメ仔魚のウイルス性表皮増生症の原因ウイルスにも感受性を示さなかった。
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  • 西澤 豊彦, 吉水 守, James R. Winton, 木村 喬久
    26 巻 (1991) 2 号 p. 77-81
    公開日: 2010/02/10
    ジャーナル フリー
     精製したHRV,IHNV,VHSV粒子からRNAを抽出しフォルマリン変性アガロース電気泳動で解析したところ, 各ウイルスのRNAサイズは何れも約10.7Kbだった。感染細胞内で代謝されたHRV,IHNV,VHSVの構造蛋白を2時間おきに35S-メチオニンでラベルした後, SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動で解析した。HRV,IHNV,VHSVの各構造蛋白は何れもN, M1, M2, G, Lの順に出現が観察された。従ってHRVのRNAもまたIHVNやVHSVと同様にN, M1, M2, G, Lの順にコードされていると推察された。
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  • 浦和 茂彦, J. R. Arthur
    26 巻 (1991) 2 号 p. 83-89
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     北日本のふ化場5カ所で飼育されたサケ稚魚の体表より採集された寄生性繊毛虫Trichodina truttaeの形態の鍍銀法および走査電顕観察により再記載し, 地理的形態変異を調べた。本種の形態的特徴は, 大型で(体直径115~178μm), 歯状体1個当りの条線数が, 10~23本と多く, 周口繊毛環が長短2種の繊毛より成ることである。なお, 虫体サイズには環境の違いによると思われる地域的差異がみられ, 歯状体数にも地理的傾斜が認められた。本種は日本からの初記録である。
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  • 飯田 貴次, 浜崎 恒二, 若林 久嗣
    26 巻 (1991) 2 号 p. 91-92
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     市販のキット(アピストレップ20)を用いて, ブリ, ウナギ, テラピア, アユ由来の魚類病原性連鎖球菌の簡易迅速同定を試みた。その結果, ブリ由来β溶血性菌と, ウナギ由来菌では一定の数値プロファイルが得られず, このキットでの同定は不可能と思われた。その他の連鎖球菌では種同定はできなかったものの, 同じ菌種については同一の数値プロファイルが得られた。その数値プロファイルは, ブリ由来α溶血性菌5143010, ブリ由来非溶血性菌: 1060000, テラピア由来菌: 4163117, アユ由来菌: 4143117であった。
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  • 浜口 昌巳, 薄 浩則, 楠田 理一
    26 巻 (1991) 2 号 p. 93-94
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     イソギンポ飼育中に外見的症状の認められない疾病によるへい死が発生した。病因について検討したところ, へい死魚の腎臓から純培養状に細菌が分離された。本菌は非運動性のグラム陰性かん菌で, 生化学的ならびに血清学的性状検査から, Pasteurella piscicidaに同定された。分離菌を用いて浸漬法による感染試験を行ったところ, 5.8×10 2CFU/mlの生菌濃度でもへい死が認められたことから, イソギンポは本菌に対して, 高い感受性を持つことが明らかとなった。
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  • 山本 淳
    26 巻 (1991) 2 号 p. 95-96
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     山梨県内の6ヶ所の養魚池の用水細菌検査を行ったところ, 河川水を利用する4ヶ所の池から合計22株の連鎖球菌が分離され, そのうち6株がニジマスに対して病原性を示した。性状検査の結果, それらの6株は腸球菌に分離しうると判断されたが, Bergey'sManualに記載されている4菌種, およびこれまでに報告されている溶血性, 非溶血性連鎖球菌のいずれにも同定しえなかった。マス類の連鎖球菌が未発生の地域であっても, 環境水中には宿主側の条件によっては感染しうるものが存在するため, 新たな疾病として注意を払う必要があると考えられた。
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