魚病研究
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間接ELISA法によるウナギ抗体の検出
飯田 貴次米倉 裕之泉山 真史若林 久嗣
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1991 年 26 巻 4 号 p. 201-205

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抄録
 ニホンウナギの免疫グロブリン(Ig)を精製し, 間接ELISA法によるウナギ抗体の検出を検討した。Edward-siella tarda死菌で免疫したウナギの血清を40%飽和硫安で塩析し, ゲル濾過および2回のイオン交換クロマトグロフィーでIgを精製した。精製したIgをウナギに接種し, ウナギ抗ウナギIg血清を得た。ウナギをE.tarda死菌で浸漬免疫した後, 血清中のE.tarda抗体を間接ELISA法で検出したところ, 免疫魚のELISAタイターは対照魚のそれと比べ有意に高い値を示し, 浸漬免疫による抗体の産生が間接ELISA法により示された。
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© 日本魚病学会
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