魚病研究
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同一分子量で制限酵素切断パターンの異なるVibrio anguillarum のプラスミドDNA
Huai-Jen TsaiMiao-Shen YehYen-Ling Song
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1992 年 27 巻 3 号 p. 173-174

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抄録

 魚由来の5株のV.anguillarum からプラミドの検出を行ったところ, 血清型A,B型(各1株)からは検出されず, C型(3株)からのみ検出された。このプラスミドを精製しアガロース・ゲルで電気泳動すると, 3株とも同一の2本のバンド(44, 187kbp)が確認された。これら2本を分離せずにHind III で切断したところ, 3株のうち1株は切断パターンが異なった。従って, C型のプラスミドDNAは分子の大きさに差はないものの, DNAの塩基配列が異なるものがあることが示唆された。

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