魚病研究
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ニジマス白血球によるナチュラルキラー活性の栄養依存性
Viswanath Kiron郡司 明博岡本 信明佐藤 秀一池田 彌生渡邉 武
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1993 年 28 巻 2 号 p. 71-76

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抄録

 ニジマス白血球の非特異的細胞障害活性(NK 活性)が栄養条件に支配されることを初めて明らかにした。頭腎由来白血球をエフェクター細胞に, P815細胞(マウス肥満細胞種)を標的細胞として, 51Cr遊離法でNk活性を測定した。 その結果, たんぱく質の欠乏はNK活性に影響を与えなかったが, 必須脂肪酸と亜鉛の欠乏はNK活性の低下を引き起こした。

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© 日本魚病学会
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