魚病研究
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魚類養殖場で分離された Saprolegnia spp. のニジマス稚魚に対する病原性と生物学的特性との関連性
湯浅 啓畑井 喜司雄
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1995 年 30 巻 2 号 p. 101-106

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抄録

 養殖場で分離された24株の Saprolegnia 真菌のうち, S. parasitica 15株はニジマス稚魚に対する病原性の強弱から3群に分類できた。最も強い病原性を示した第I群の菌は多数の厚膜胞子を形成したが, 他の2群は形成しなかった。第I群および中程度の病原性を示す第II群の菌の cycloheximide に対する感受性は病原性を示さない第III群の菌より高かった。一方, 9株の S. diclina はニジマス稚魚に対して病原性を示さなかった。 S. diclina は S. parasitica より polyphenon に対して感受性が低かった。

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