抄録
ヒラメに対して Edwardsiella tarda を筋肉内注射法, 腹腔内注射法, 浸漬法および経口投与法による攻撃を行い死亡経過を調べた。その結果, いずれの方法によっても感染は成立し, 半数致死量は筋肉内注射法で7.1×101CFU/fish, 腹腔内注射法で1.7×102CFU/fish, 浸漬法で3.6×106CFU/ml, および経口法で1.3×106CFU/fish であった。本菌を感染させたヒラメは15日間(経口法では20日間)の観察期間にわたり慢性的に死亡するといった特徴が示された。