魚病研究
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韓国の養殖ヒラメから分離されたビルナウイルス
Sang-Gyu SohnMyoung-Ae ParkJeong-Wan DoJeong-Yun ChoiJeong-Woo Park
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1995 年 30 巻 4 号 p. 279-280

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抄録
 1994年に韓国のいくつかの養殖場のヒラメ稚魚に大量死が発生し, それらの病魚から同様のCPEを示すウイルスが分離された。電顕観察では, 分離ウイルスはいずれもエンベロープを持たず, 粒子の直径は50~55nmで5ないし6角形を呈していた。ウイルス核酸はRNAで, 2分節のゲノムを有していた。中和試験ではIPNVの3代表株のいずれとも交差反応を示したが, 宗全に一致するものはなかった。分離ウイルスは, 韓国の海産魚から報告された最初のビルナウイルスである。
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© 日本魚病学会
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