魚病研究
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PCR法によるPRDVの検出
木村 武志山野 恵祐中野 平二桃山 和夫平岡 三登里井上 潔
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1996 年 31 巻 2 号 p. 93-98

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抄録

 PRDV (penaeid rod-shaped DNA virus) DNA の塩基配列を部分的に決定し, PCR に用いる2組の検出用プライマー(P1~P4)を作成した. PRDV 遺伝子は2組のプライマーにより増幅され, P1 と P2 による PCR 産物をさらに P3 と P4 による PCR に用いることにより, より高感度な検出方法が確立された. この方法で, 病徴の観察されない実験感染クルマエビ, 感染エビの排泄物, また本症の発生した養殖池内の他の甲殻類からも PRDV 遺伝子が検出できた.

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© 日本魚病学会
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