魚病研究
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飼育水の溶存酸素量がブリの実験的腸球菌症における死亡率に及ぼす影響
福田 穣舞田 正志佐藤 公一岡本 信明
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1997 年 32 巻 2 号 p. 129-130

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抄録

 低酸素および高酸素環境下で10日間前飼育したブリに Enterococcus seriolicida を感染させた後, それぞれ半数ずつを低酸素および高酸素環境下で飼育した。高酸素環境下で前飼育した魚は, 低酸素環境下で前飼育した魚に比べて死亡開始までの日数が遅延する傾向が認められた。攻撃後, 低酸素環境下におかれた魚は高酸素環境下におかれた魚に比べて死亡率が高かった。

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© 日本魚病学会
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