魚病研究
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クローンギンブナの鰓由来細胞株, CFK
長谷川 賢杣本 智軌中易 千早中西 照幸岡本 信明
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1997 年 32 巻 2 号 p. 127-128

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抄録

 ギンブナ Carassius auratus langsdorfii (霞ヶ浦産クローン)の鰓由来の細胞株を樹立し, CFK と命名した。本株化細胞は MEM 培地に 10% の牛胎児血清を加えた培地で, 92 継代されている。本株化細胞の増殖に最適の温度は 30℃ であり, 10~36℃ まで増殖可能であった。3 種類の異なるRAPD プライマーを用いた DNA フィンガープリンティングにより, CFK は霞ヶ浦クローンギンブナと同一の泳動パターンを有することが確かめられた。

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© 日本魚病学会
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