魚病研究
Online ISSN : 1881-7335
Print ISSN : 0388-788X
ISSN-L : 0388-788X
サケ科魚類卵巣腔液からの伝染性造血器壊死症ウイルス (IHNV) の分離に適した細胞の選択
吉仲 桃子吉水 守絵面 良男
著者情報
ジャーナル フリー

1997 年 32 巻 2 号 p. 75-80

詳細
抄録
 IHNV の分離に適した細胞を選択する目的でサケ科魚類細胞9種とサケ科以外の魚類細胞3種を供試し, 2株のIHNV を接種して, 増殖速度と増殖量を比較した。ウイルスの増殖速度が速くかつ増殖量の多い細胞は RTE-2, RTG-2, EPG, FHM であった。EPC と FHM 細胞はサクラマス産卵腔液に含まれる細胞毒性成分に高い感受性を示した。RTG-2 および RTE-2 細胞は CPE を多く発現し, 細胞毒性発現は少数であった。以上より, 卵巣腔液中のIHNV 分離に適した細胞として RTE-2 および RTG-2 細胞を選択した。
著者関連情報
© 日本魚病学会
次の記事
feedback
Top