1998 年 33 巻 4 号 p. 351-355
ヒラメの補体制御タンパク質 cDNA (HCRF-2)をクローン化し, 構造解析を行った。 HCRF-2は737アミノ酸をコードしていた。 また, 疎水性のシグナルペプチドに続いて, 連続した12個のショートコンセンサスリピート(SCR)から構成されていた。 HCRF-2と, すでに報告されているヒラメ(HCRF)およびサンドバス(SBP1)の補体制御タンパク質 cDNA と比較したところ, HCRF, HCRF-2および SBP1は, 同一の祖先遺伝子から分岐したことが強く示唆された。