魚病研究
Online ISSN : 1881-7335
Print ISSN : 0388-788X
ISSN-L : 0388-788X
12個の SCR ドメインより構成されているヒラメ補体制御タンパク質 cDNA の構造解析
片桐 孝之廣野 育生青木 宙
著者情報
ジャーナル フリー

1998 年 33 巻 4 号 p. 351-355

詳細
抄録

 ヒラメの補体制御タンパク質 cDNA (HCRF-2)をクローン化し, 構造解析を行った。 HCRF-2は737アミノ酸をコードしていた。 また, 疎水性のシグナルペプチドに続いて, 連続した12個のショートコンセンサスリピート(SCR)から構成されていた。 HCRF-2と, すでに報告されているヒラメ(HCRF)およびサンドバス(SBP1)の補体制御タンパク質 cDNA と比較したところ, HCRF, HCRF-2および SBP1は, 同一の祖先遺伝子から分岐したことが強く示唆された。

著者関連情報
© 日本魚病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top