魚病研究
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Vibrio harveyi死菌液への浸漬によるウシエビ幼生の生存率の向上
ZafranFris JohnnyDes RozaIsti Koesharyani畑井 喜司雄
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1998 年 33 巻 4 号 p. 449-450

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抄録

 孵化場でのウシエビ幼生のVibrio harveyi感染症は深刻な問題である。死菌液への浸漬による予防法を検討するためウシエビのノープリウス幼生を用いて実験を行った。死菌液にノープリウス幼生を0, 2, 3, 4, 5時間浸漬した後, ポストラーバ(PL-1)まで飼育し, その後, V.harveyiで攻撃し, 5日後に生存率を求めた。攻撃前の飼育期間および攻撃後の生存率は対照群よりも死菌処理群の方が高く, 浸漬時間が長い程高い生存率を示した。

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© 日本魚病学会
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