抄録
クルマエビの急性ウイルス血症(PAV)の原因ウイルスである PRDV のクルマエビ幼生(ノープリウス, ゾエア, ミシス)およびポストラーバ(PL1, 6, 9, 11-12)に対する病原性を浸漬攻撃により調べた。実験した発育ステージ内では, エビの発達につれて PRDV に対する感受性が高くなることが分かった。すなわち, 幼生および PL1 は感受性を示さず, PL6 においては感染10日後に発病した。また PL9 および PL11-12 ではそれぞれ感染5日後, 2日後に発病し, 高い死亡率を示した。