魚病研究
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in vivo でのコイの TNP 反応性キラー細胞の感作
長谷川 賢杣本 智軌Maria Raquel Moura Coimbra岡本 信明
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1999 年 34 巻 3 号 p. 107-111

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抄録
 コイにおいても哺乳動物と相同の機能を有する特異的細胞傷害性キラー細胞が存在することを明らかにした。特異的細胞傷害活性がトリニトロフェニル(TNP)化自己末梢血白血球(PBL)で免疫されたコイで誘導された。活性は追加免疫によって上昇し, 免疫終了後には徐々に低下し, 最終的に消失した。さらに非自己標的細胞, TNP 化非自己標的細胞に対する細胞傷害活性の間に差はなく, TNP 化自己 PBL で免疫されたコイのエフェクター細胞は TNP 化自己 PBL を傷害しなかった。
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© 日本魚病学会
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