魚病研究
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化学薬品および免疫増強剤によるグッピーのテトラヒメナ感染の予防
Aranya Ponpornpisit延東 真村田 寿
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2001 年 36 巻 1 号 p. 1-6

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抄録
 グッピーの Tetrahymena pyriformis 実験感染において, 各種の化学薬品と免疫増強剤の感染防御効果を検討した。感染実験には尾鰭基部を予め10%酢酸で処理した魚を用いた。化学薬品のなかでは感染防御効果と安全性から考えて, 食塩浴(0.5%)が最も適当であった。免疫増強剤 C-UPIII の経口投与も感染率を低下させた。しかし単独使用では完全な感染防御ができなかったので, それらを組み合わせたところ, 顕著な副作用なしに感染を防御できた。
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© 日本魚病学会
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