魚病研究
Online ISSN : 1881-7335
Print ISSN : 0388-788X
ISSN-L : 0388-788X
稚仔魚の脾臓細胞幼若化応答の簡易測定法
八木 基明旗先 好一中原 登原 研冶橘 勝康槌本 六良
著者情報
ジャーナル フリー

2001 年 36 巻 2 号 p. 96-98

詳細
抄録
 稚仔魚の脾臓細胞幼若化の簡便測定法を確立するため, ヒラメ1年魚の脾臓細胞をマイトーゲン(ConA, PWM, LPS)と培養し, アラマーブルーを用いて幼若化応答を測定した。72時間培養後の細胞数と吸光度には正の相関関係(r=0.9914, p<0.01, n=12)が認められ, 至適培養条件はマイトーゲン濃度: ConA 100μg/mL, PWM 10μg/mL, LPS 1μg/mL, 細胞数: 5×10 5cells/well であった。また, 赤血球存在下でもヒラメ, イシダイ, トラフグ稚仔魚の脾臓細胞の幼若化反応の測定が可能であった。
著者関連情報
© 日本魚病学会
前の記事 次の記事
feedback
Top