魚病研究
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アユの細菌性出血性腹水病に対するオイルアジュバント添加ワクチンの予防効果
二宮 浩司山本 充孝
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2001 年 36 巻 3 号 p. 183-185

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抄録
 養殖アユの Pseudomonas plecoglossicida に起因する細菌性出血性腹水病に対するワクチンの開発のため, ホルマリン死菌にオイルアジュバント(MONTANIDE-ISA711 または -ISA763A)を添加した腹腔内注射ワクチンの有効性を検討した。ワクチン接種22日後と52日後に腹腔内注射攻撃試験を行った結果, アジュバント添加注射ワクチン区に高い有効性が認められた。しかし, 少なくとも65日後まで魚体内にアジュバントの残留が確認された。
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© 日本魚病学会
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