魚病研究
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血リンパ接種による軟体部の赤変化を伴うアコヤガイ疾病の再現
森実 庸男山下 浩史藤田 慶之川上 秀昌越智 脩前野 幸男釜石 隆伊東 尚史栗田 潤中島 員洋芦田 勝朗
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2002 年 37 巻 3 号 p. 149-151

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抄録
 アコヤガイ軟体部の赤変化を伴う大量死の原因を究明するため, 病貝の血リンパを健常貝に接種し疾病が再現されるかを給餌, 無給餌の条件下で検討した。 その結果, 接種2~3ヶ月後に病気が再現され, 感染実験系が確立された。 さらに, その原因体は病貝血リンパの血清, 血球の両方に存在し, 0.45μmのメンブレンフィルターを通過する濾過性病原体であると考えられた。
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© 日本魚病学会
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