Edwardsiella tarda の病原性株 FPC498 から, シデロフォア産生性の低下した異変株 SPM31 を作出した。 テラピアを用いて病原性を調べたところ, SPM31 は病原性が低下していた。 SPM31 をワクチン株としてテラピアを免疫し, 2,3,4週間後に親株 FPC498 による攻撃試験を行ったところ, ホルマリン死菌免疫区の死亡率は80~100%であったが, 生菌で免疫した場合には死亡はみられなかった。 病原性を低下させた変異株の生菌免疫により, 十分な感染防御が誘導されることが示された。
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