魚病研究
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運動性・非運動性Edwardsiella tardaの数種海水魚に対する病原性
松山 知正釜石 隆大迫 典久黒原 健朗飯田 貴次
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2005 年 40 巻 3 号 p. 133-135

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抄録

 ブリ, ヒラメ, マダイを用いて, 運動性(定型)および非運動性(非定型)Edwardsiella tardaの病原性を比較した。腹腔内接種では, 定型・非定型にかかわらず, 供試した全ての株がブリおよびヒラメに病原性を示したのに対し, マダイには非定型株のみが病原性を示した。浸漬感染では, ヒラメは定型株, マダイは非定型株でのみ死亡が観察された。マダイは定型株に対する抵抗性が高く, 定型株と非定型株の魚種に対する病原性の違いが明らかになった。

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© 日本魚病学会
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