魚病研究
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コイヘルペスウイルス(KHV)の紫外線, 加熱処理および各種消毒剤による不活化
笠井 久会武藤 義文吉水 守
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2005 年 40 巻 3 号 p. 137-138

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抄録
 コイヘルペスウイルス(KHV)は, 4.0×103μWs/cm2の紫外線照射または50℃以上・1分間の加熱処理で不活化された。各種消毒剤では, 有効ヨウ素濃度200mg/L, 塩化ベンザルコニウム濃度60mg/L, エタノールは30%溶液で完全に不活化された。また, KHVは次亜塩素酸ナトリウム溶液とウイルス液を混合後の有効塩素濃度が0.30mg/Lに達するとほぼ不活化された。実用的には, その10倍量(3mg/L)が推奨される。
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